2007年度
 
平成19年
アースレンジャー アースレンジャーファミリー エコメッセンジャー活動 エコトレード活動
2952人 119家族 5校9クラス 9校25クラス
環境パネル展
3月5日〜9日 市民ギャラリー 
 市内の小中学生を中心とする市民が地域や暮らしの環境問題について、身近な自然観察からごみ、資源、景観など環境に関する様々な問題をテーマに、壁新聞や作文、ポスターなど自由な形で出展があった。韓国、マレーシア、ポーランドなど海外作品を含め出展約579小学校6年間で、毎年アースレンジャーに認定された子どもに対してアースレンジャー6として表彰を行った。
学校や地域団体の環境活動への支援
PTA活動 14件、小学校 46件、中学校 1件、幼稚園 4件、青少年愛護協会 1件
他団体と連携した交流活動

@フラワーフェスティバルEWCエコチャレンジ
A西宮酒ぐらルネサンス、アサヒビール工場とんぼ池クイズ
BスポーツアートフェスティバルEWCエコクラフトにチャレンジ(中央公民館)
C親子で作るドングリクラフト(北山緑化植物園)
Dやまびこまつり(山口小学校PTA
Eにしのみやふるさとウォークラリー2007
エコアクションカード事業
大人及び中学生全員に配布。
エコネットワーク会議
教員へのESDの普及及びESDの視点に基づくカリキュラムづくり
・教員へのESDの普及に向けた取り組みとして現場教師と教育委員会、教職員組合による座談会を実施し、教育現場の抱える課題や地域とのつながり、西宮市における活動の可能性などについてまとめた。
ESDの視点に基づくカリキュラムづくりについては、年間を通じて関わりを持つことができた2つ小学校での実践について、授業構成内容や概念図をまとめることができた。
・各小学校における地域特性や過去からの継続的な取り組みを基本として、今後、各小学校が独自にカリキュラムづくりを行えるよう、小学校単位での基礎資料を作成した。
・保育所についても、環境保育として実践例をまとめており、幼児期からのESD推進に向けた可能性を具体的に把握することができた。
ESD活動システムの構築に向けた検討
・小学校におけるエコカードや中学生以上の市民を対象としたエコアクションカードの活動対象項目に環境以外の社会的課題も盛り込み、ESDを促進するための機能を持たせ、事業実施を行うことができた。
・市関係者とエコアクションカードについての検討を進め、教職員、地域団体を対象とした事業説明において、環境と経済、社会の統合といった考え方を紹介し、ESDの社会的意義とエコカードシステムとのつながりについて理解を求めることができた。
・エコアクションカードの受け渡しを公民館でも実施するなど、地域の中でのシステムが充実しつつある。
ESD普及のための市民向けイベントの実施及び情報提供
 @「にしのみや ふるさとウォーク2007
  ・事業概要 対象:一般市民
 家庭や地域社会、行政、各種団体が連携し、多くの市民や子どもたちが西宮の地域の諸課題や歴史・文化などについて学び、全ての人々や生き物にとって幸せな持続可能な未来社会のあり方を考えるきっかけとすることを目的に実施した。
  ・実施した内容:クイズポイントを周り、まちを知るクイズウォーク。
 環境、福祉、教育、人権、平和、防災等ESD推進協議会に参加する各種団体に関連する内容をクイズポイントで出題し、ESDへの認知を深めた。また、同日に行われていた福祉イベントとも連動し、参加者に地域福祉を考えてもらうクイズポイントとした。
  ・プログラムの特徴、工夫
14回の連続講座では、最初の4回を公開講座では、過去に行われた都市宣言や協同運動の原点を学ぶという点でコープこうべ創設者・賀川豊彦氏の基本思想を学び、後半10回は専門講座として、今の社会の課題「国際」「人権」「自然・文化・歴史」「福祉・子育て」「教育」などをテーマとし、エココミュニティ会議での現場実習も組み込んだ研修を行った。また、「ふるさとウォーク」では、市民に分かりやすくESDを啓発するために「クイズラリー」という手法を使った。
  ・事業の成果
研修においては、過去の施策を学ぶことにより、未来への行動のイメージがつながったと参加者の評価を得た。また、クイズラリーにおいては、600名の参加者があり、多くの人に啓発できた。
 
 Aホームページを通じた情報提供

「課題をつなぐ」「時代をつなぐ」「主体をつなぐ」「地域をつなぐ」「世界をつなぐ」の基本項目で情報整理を行い、様々な視点からESDに関わりを持ち、考えてもらえるよう工夫を行うことができた。

市民向け研修プログラムの実施 「過去から学び、今を知り、未来を考えるセミナー」

・事業概要 対象:西宮市市民 回数;全14
・達成目標:地域づくりを担う多様な主体のつなぎ手となる地域コーディネーターの役割を果たす人材の育成

テ  ー  マ

内    容

講   師

過去から学ぶ(1)
市民の選択1963 文教住宅都市宣言が目指したことは

西宮の現代史から学ぶ地域社会の変遷と都市宣言の社会的背景

平野 孝
(龍谷大学教授、西宮現代史第二巻監修)

過去から学ぶ(2)

市民の選択1983 平和非核都市宣言が目指したことは

国際理解、平和教育を進めてきた活動から学ぶ

 

水野喬司(被爆者の会)川俣 均(西宮市秘書・国際課長)

過去から学ぶ(3)
市民の選択2003 環境学習都市宣言が目指したことは

市民、事業者、行政のパートナーシップで築く環境学習都市の取り組み

川合真一郎(環境計画推進パートナーシップ会議会長・神戸女学院大学長)

過去から学ぶ(4)
「愛と協同」を基本とした協同組合運動の原点とは

コープこうべ創設者・賀川豊彦氏の社会活動から基本思想を学ぶ

西 義人
(生活協同組合コープこうべ顧問)

今を知る(1) 
世界の現状は

ユニセフの活動や発展途上国における諸問題を学ぶ

石本子(()日本ユニセフ協会兵庫県支部広報担当)

今を知る(2) 
地域の福祉・人権の現状は

人権を守る取りくみの現状

上田寿一(西宮市教職員組合書記長)

今を知る(3)
現場見学バスツアー(1) 

西宮の地勢

環境・防災関連施設・フィールド

語り部倶楽部

今を知る(4) 
現場見学バスツアー(2)

児童育成・地域福祉関連施設
エココミュニティ会議の活動

西宮市社会福祉協議会

未来を考える グループワーク(1)

 社会が求める人材とは

多様な課題をつなぎ、総合的な視野と主体的な行動を生み出すためのファシリテーターの役割

こども環境活動支援協会

10

未来を考える グループワーク(2)
市民が求める地域とは

多様な主体・世代をつなぎ、公正で創造的な議論を生み出すコーディネーターの役割 

こども環境活動支援協会

11

未来を考える グループワーク(3)
21世紀が求める教育とは

持続可能な社会を求める教育での「育みたい力」とは何かを考える

添田晴雄

(大阪市立大学准教授)

12

現場実習(1)
学校教育での実践

学校教育における「課題学習・総合学習」の運営を現場で学ぶ

西宮市内小学校

13

フォーラム

 

「多様な世代で議論する未来の地域・地球」

小澤紀美子

(東京学芸大学教授)

14

現場実習(2) 
地域での実践

エココミュニティ会議の運営を現場で学ぶ

西宮市内エココミュニティ会議

エココミュニティ会議

(1)春風エココミュニティ会議発足
環境活動を通じて子どもたちとともに甲山周辺の自然環境について学んだ。
(2)平木エココミュニティ会議発足
地球温暖化防止をテーマとして、子どもたちの日常生活の中での取り組みを地域に広げていくことを目的に活動を行った。

仁川自然保護地区を指定

都市化が進んだ現代において、市街地近郊にありながら豊かな自然が残る地域であり、生物多様性を含めた自然環境を将来に渡り保全するために、甲山の東部(旧市民緑地の一部)約10haを仁川自然保護地区(平成2033日指定)として指定した。

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